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COVID-19 Before After




英語のニュースを聞いてみると、コーベ、コーベと言っているのだ。神戸が何か関係しているのかと思いきや、コロナのことをCOVID-19と言っているのをコーベと聞き違いをしたらしい。巷ではコロナウィルス関係のニュースで溢れている。ここでは現時点で流れているニュースではなく、これから何が起きるのかを無責任に想像してみたい。個人的で可もなく不可もなくのお話しであるので悪しからず。 

1年後をめどにコロナ問題は収束しているだろう。ワクチンの開発かもしれないし、抗ウィルス剤の発見かもしれない。マスクの供給は2-3ヵ月で追いついくであろう。24時間365日体制でオペレーションができれば、通常の3倍程度の生産力は確保できる。また他の製品の製造ラインをマスク製造に転用することも可能であり、使い捨てではなく、長期間再利用ができるものを製造することができるのも励みになる。

またどの地域の危険度が大きいのか『コロナ危険度マップ』なるものも出始めた。そうしたマップを使って専門家がマスクの供給優先順位を助言できれば必要とする医療関係者に行き渡り、統制が取れてくるのではないか。コロナに対する研究も日進月歩で継続されているのでコロナを「撲滅する」ではなく、「どううまく付き合うのか」が日々分かってきている。現在は「コロナ感染スピード>コロナ治癒スピード」であるが、これがやがては「コロナ感染スピード<コロナ治癒スピード」となることは確信している。

問題はそれがいつかであり、キャッシュがそれまで持つかのかであろう。キャッシュが尽きれば、あとは借金をするしかない。それは家庭も、会社も、そして国も一蓮托生である。緊急事態なので助け合うために、どんどん国債を惜しげなく発行すれば良いのではないか。日本国の借金は約1100兆円。GDPが500兆円くらいなので、丸一年間借金生活をしても、400兆円くらいで収まるのではないか。実際には創意工夫で事業を継続し、そこまでの借金をしないで済むと思うのだ。

「密接」「密集」「密閉」の商いでの収入減を補うためにいろいろな試行錯誤と創意工夫が巷では行われている。街で最近よく目にするのは「ウーバー・イート」である。米国発の「ウーバー」が日本のタクシー業界の障壁の厚さに阻まれ、参入がなかなかできないなと思っていたらこんな業態で参入をしていた。どんなもんだろうなと思っていたらそれがこのコロナ対応で大変な人気となっている。テイクアウトのピザハットも大流行りのようだ。なんにしてもテイクアウトの対応ができる飲食はこうした環境下では強い。レン・チンできる、冷凍食品も流行っているのではなかろうか。

「リモート・ワーク」というのも一つの流行りではないか。USの株式市場では「ZOOM」社の株が上がっている。これは遠隔で手軽にそして快適にTV電話を可能にするシステム。有料ではあるがそれだけに途切れることがあまりないので小生も海外とのやり取りに使っている。また「ネット・フリックス」や「アマゾン・プライム」の会員数が増加しているのは想像に難くない。もっとも内部の数字を見ているわけではないが、第1四半期の結果が今月末に発表されればハッキリする。彼らの株価は年初より上昇しているので、多くのアナリストがそのように分析しているのであろう。

裏を返せばそれだけリアル店舗の来店客数や売上は減少しているということであろう。例えばTSUTAYAさん。レンタルでDVDなどを借りに行ったり、マンガを借りに行ったりすることは吾輩のような五十路男にとってはそれなりの楽しみであったのだが。。相当な痛手なのではないかと推察する。誠にお気の毒である。問いかけとしてあるのはこれが一過性にとどまるのか、それとも定常的な事象になるのか。

スイッチングコストという考え方がある。これは何か習慣を変えるためにかかる労力やコストのことであるが、そのバーを越えるのが結構面倒くさい。したがってこれまで通りで変化を望まない人たちが根強くTSUTAYAなどのレンタルショップのコア・カスタマーであったのだろうと思われる。しかしこうしたコロナの影響もあり、きっと多くの人が物理的にサービスを受けるのではなく遠隔でサービスを受けている事であろう。一度慣れてしまうとコロナ問題が解決されても今度は元に戻るのにスイッチングコストがかかるかもしれない。現在ネットなどでサービスの提供ができていない業態は、これからそうして遠隔サービスを早急に考案した方が良いのではないか。ピンチはチャンスであり、関係各位の変革を応援しています。

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